アッシュ「くふううっ!!! だまれっ。っ。ま、負けるものか。ふぐっ……た、助けるんだ。……ボクは、フィーラ様を、フィズを、クワントを、だから。負けないっ!!!」 身を揺さぶって、眉をつり上げ、苦痛を耐えてギャリコを睨みつける。 その時だった。 アッシュ「あうあぁぁ! なんだっ……うああっ、これっ、これってぇぇ……!」 アッシュの全身が白く光り、その肌から光の粒が舞いあがっていく。 アッシュ「なんだっ。うあぁっ。そんなっ! なんだって、んぐっ……や、やめろ!!……おおおっ……」 眼を白黒させてアッシュが髪を振り乱し、身体をくねらせる。 アッシュ(なんだ、抜けていく。……か、身体から、力が、どうして、ボクの身体っ、何が……っ?) アッシュは心の中で驚愕していた。この現象の意味がまったく分かっていないようだった。 |