凪紗(終わった……)
凪紗は安堵の息を吐いた。このまま射精し続けられたら、あまりの快楽に飲み込まれ、落ちてしまうところだった。
凪紗(見ていろ……私から離れた瞬間が、お前の最期だ……)
射精した直後、牡というものは最も無防備になる。それはヴァンパイアとて変わりない。
悠斗が萎えた肉棒を膣穴から引き抜いたとき、喉を掻き切って殺してやる!
凪紗(敵に犯されて……そうでもしなければ、伊集院さまに合わせる顔がない!)
だが、凪紗の思惑通りにはいかなかった。
膣穴におさまった肉の塊が、いきなりむくむくと膨れあがって、肉襞を押し拡げてきた。
凪紗「なんだと!? くっ! おおっ!!」
悠斗「ふふっ、終わったと思ったのか? まだまだこれからだ。憎しみが強いぶん、お前を相手にすると、あれが元気になるようだ」
うそぶいて、悠斗はまた律動をはじめた。
すっかり油断しきっていたところに、強烈な刺激が突き刺さり、突き抜ける。
凪紗「あああっ!! あああっ!! 死ぬ! 死んじゃう! そんなに突かれたら! ばらばらになる! ばらばらになっちゃう!」
情け容赦のないピストンが襲い掛かり、凪紗は竜巻のような快感の渦に巻き込まれる。
凪紗「ひあっ!! ひぅ! ひぅ! あん! だめ! だめっ!! イクッ!! またイクッ!! おおおっ!! おおおっ!!」
悠斗「おおぅ、すごい締め付けだ! いいぞ、凪紗!」
凪紗「あぅ! あぅぅん! い、いやっ!! も、もう突かないで! 来る! また来る! ああっ、イキすぎておかしくなる! たすけて! 伊集院さま、たすけて!」
凄まじい快感に持ちあげられ、凪紗は数えきれないくらいのエクスタシーに達した。