千世梨「きゃっ!?」 一真「千世梨さん、大丈――ぶっ!?」 そのまま、よたよたと尻餅をついた千世梨に手を差し伸べようとして、俺は固まってしまった。 コップの中身がこぼれた拍子に、お互いの服を濡らしたのだが――。 なんというラッキーだろう、これはステキすぎる状況だ! ジュースに濡れてしまった千世梨さんの服は透けてしまい、うっすらとだがブラが見えてしまっている。 それに足が開いてしまって……上からだとしっかり見えないが、タイツ越しのパンツがちらっと……。 千世梨「ご、ごめんなさい! よく見ていなかったものでして……あの?」 一真「えっ!? いやっ、あの……透けてる……から?」 首を傾げて千世梨さんに見つめられたから、嘘を吐いて誤魔化すわけにもいかない。 正直に告げてから、千世梨さんの透けている服を指さす。 千世梨「透けて……?」 千世梨さんは胸元に視線を落とし、そしてあっという間に真っ赤な顔になった。 千世梨「すっ、透け、透けていますね、えっと、あの、ごめんなさい。変なものをお見せしてしまって」 一真「いや、ぜんぜん変なものじゃないです――じゃなくてドライヤー! ドライヤーもってきます、ちょっと待っててください!」 千世梨「はいっ、はいっ、お願いしますっ、ドライヤーでっ、ごめんなさい~~ッ」