グラフィック

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春彰「ん……ふぁ……」 翌朝、気怠い感じで目を覚ますと、隣では香澄さんが静かに寝息を立てていた。 香澄「すー……すー……」 ああ、これはきっと夢なんだ。 幼い頃に思い描いていた幸せな未来が、こうして夢の中で実現しているんだろう。 そう思いながら時計を見ると、起き出すにはまだ早い。 春彰(もう少し寝るか……なんだか幸せな夢だし……) このまま夢の中で幸せを味わっていたい。 俺はそう思って、隣で寝ている香澄さんのことを抱き寄せ、再び眠ろうと目を閉じた。 春彰「……あれ?」 夢にしては妙に感触が鮮やかだ。 指先に触れた肌はしっとりとして柔らかく、甘い香りも漂っている。 春彰「夢……だよな?」 不思議に思いながら、寝ている香澄さんの髪や頬に触れてみた。 指先には確かに感触があって、それはとても夢とは思えないくらいの、圧倒的な現実感を持っている。 春彰(……夢じゃない!?) 香澄さんは俺の隣で、確かに寝ているのだ。 これが現実なのだと気付くのと同時に、焦りながら慌てて香澄さんのことを起こす。 春彰「か、香澄さん! 起きて下さい、香澄さん!」 香澄「ん~……むにゃぁ……?」 薄らと目を開けた香澄さんは、寝ぼけた様子で俺を見詰める。 しばらくぼんやりと俺を見たあと、香澄さんはまた布団に潜り込もうとした。 香澄「まだねむいのぉ……春彰くぅん……」 俺の名前を呟きながら、甘えるように擦り寄ってくる。 春彰「香澄さん……」 これはこれで悪くない。 可愛くて思わずキュンとさせられるが、流石に頬を緩ませている場合じゃなかった。 春彰「だ、駄目ですよ! 起きて下さい!」 心を鬼にして、香澄さんを引っぺがすように叩き起こす。 香澄「んー……まだねむいのにぃ……」 春彰「ほら、これ見て下さい!」 まだまだ眠そうにしている香澄さんへと、俺はスマホの時計を指示した。 香澄「ん~……?」 寝ぼけ眼でぼんやりとそれを見ていた表情が、徐々に覚醒していくにつれて青ざめていく。 どうやらこの状況を、ようやく理解してくれたようだ。

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細い指先が射精直後の陰茎をそっと(つま)んで、密着した薄いゴムを脱がしてゆく。 春彰「く……うぅ、はぁ……」 自分でやれば、なにも感じることなんか無いただの作業。 なのに、美女の手にして貰えるだけでゾクゾクとした快感が走り抜けた。 莉緒「あぁ……本当にタップリ……。それにとても濃厚ね……」 その俺の股間に顔を寄せたままで、莉緒さんは外したコンドームをうっとりとした眼差しで見つめていた。 莉緒「これなら、味わいもきっと深いでしょうね……」 春彰「え……? ちょっと、莉緒さん、なにを? ああっ!」 なにを思ったのか莉緒さんはコンドームを逆さにして、中に収まった精液を垂らしてきた。 莉緒「ん……じゅる、ずず……ちゅる、ぺちゅ、ちゅぱ、ずじゅぅ~」 驚く俺の目の前で、その白濁の雫を啜り始めた。 春彰「舐めてる……? 俺の精液。き、汚いですよ、莉緒さんっ」 莉緒「んふぁ? 汚くなんか、ありまふぇんよ。春彰さんのおひんひんはら、出はんらからぁ。じゅるる、ぺちゃちゅぱ」 莉緒「あむぅん、ふぁ、思っは通り、ネットリと濃厚れ、生々しい味わいれふ、春彰さんの精液ぃ。元気いっふぁいの味ぃ」 莉緒「しかも、こんなタップリとぉ……ぺちょちゅぱ、ちゅるる、ずじゅ、じゅるるる、んぐ、ごく、んむん。ふああぁ~~」 春彰「あぁ、飲んでる。俺の精液。美味そうに……莉緒さん……」 陶然とした表情で、ゴムに溜まった俺の精液をすべて飲み下す莉緒さんの姿に、ゾクゾクと昂ぶりを覚える。 春彰(こんなことまで……してくれるなんて。あぁ……。はうっ……くっ?) 行きずりの間柄とは思えない濃密な行為に感極まっていると、ペニスの先っぽにむず痒い快感を覚えた。 春彰(あぁ……か、髪の毛?) 莉緒さんの喉が動く度、揺れる髪の先が擽ってきていたのだ。 莉緒「うふふ……、まだ元気いっぱいですね」 春彰「あふっ、ああぁ……」 脈打ちながら再び充血してゆくペニスに気がついて、莉緒さんが手で扱いて来た。 快感が膨れ上がり、勃起が加速する。 莉緒「あぁ、あっという間に、大きくカチカチになりましたぁ。新しいゴム、付け直しますね。ふふ、こんな風にするの、どうですか?」 春彰「え? はううっ」 一度目はスムーズな手つきで付けてくれたけれど、今度はゴムを口に咥えるとペニスを頬張るようにして先っぽから器用に包み込んでいった。