あおな「あっ!」 広明「……あにやってんすか、センセ」 あおな「え、えへへへへ」 広明「えへへじゃないっすよ」 あおな「ちょ、ちょっとねー、小腹が空いちゃって」 広明「小腹が空いちゃった」 あおな「そうそう」 広明「小腹が空いちゃって、教師自ら買い食い、と」 あおな「むぐ」 広明「しかも勤務時間中に!」 あおな「う、うぐ」 広明「あまつさえ胸を大きくしようと、そんな脂肪分の高そうなものとミルク分の多そうなモノまで!」 あおな「んがっぐっぐ」 広明「先生気づいて! もう遅いの! 先生の胸はもう手遅れなの!」 あおな「う、うるさぁいっ! わ、わかってるわよそんなこと! だいたい桜井君!」 広明「はい」 あおな「団体行動離れてなにやってるのっ!」 広明「え」 あおな「あのね、先生は先生なの。だから、大人の責任でもってお昼ご飯を食べてるわけ」 広明「うわっ、詭弁だ! しかも現代文の教師とは思えないくらい説得力がないですね」 あおな「冷静なご意見ありがとう。でも、私は教師。あなたは生徒。 さて、団体行動を乱して罰せられるのは果たしてどちらかしら?」 広明「うっ……! ここはどこぞの監獄島か……! じゃ、じゃあ俺は教頭にこのことを報告する!」 あおな「むぅっ……! まさかそんな手口で来るとは……!」 広明「そうさせてもらうさぁ……スネに傷を持つのはお互い様だぜぇ……!」 あおな「うむむぅッ……は、ハンバーガーで手を打たない?」 広明「ふふふ、あお姉さんもワルでんな。人はパンのみにて生きるにあらず。 肉と野菜も必要だ。あとはピクルスも欲しいな」 あおな「教師って結構安月給なのよ……うぅぅ」 広明「じゃあ、このフトッチョバーガーをプリーズ」 あおな「せっかくだからイカ踊りバーガーにしておきなさい」 広明「おーのー」 あおな「いや、喜ぶところでしょ」 「ラッキーピエロ」(函館)
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