戦乱の世、多くの優秀な忍者を輩出させた忍びの里。
その里を故郷に持つ忍び――帯刀。
長い戦も終わり、若くして現役を退いた帯刀は故郷である里に戻る。
そこで帯刀に与えられた新しい任務、それは――

「落ちこぼれ忍者候補生たちを一人前の忍者に教育すること」

そんな帯刀の前に現れる、へっぽこ忍者(くのいち)達。
「特落組」の異名を誇る彼女達はいずれ劣らぬ問題を抱えていた。
――ある者は万年留年生。
――ある者は我がまま全開のお姫様。
――ある者は秘密を抱えた双子。
――ある者は御禁制の品物を売りさばく西洋からの留学生。
――ある者はその手を朱に染める暗殺者。
そんなくのいち達と一つ屋根の下で暮らし始める帯刀。
真面目な忍術から、ちょっとエッチな忍術まで教えることはまだまだ沢山。

胸に秘めるは忍道、くのいち道。
天下に名立たる忍びを目指し、誓う言葉は――――

くのいちばんっ!