桜 優樹 さくら ゆうき

　CV：こんつ
本作の主人公。私立葵塚学園二年五組所属出席番号八番。
現在は親元を離れ、学生寮で一人暮らし中。長身で、よく観察すると割と美形なのだが、いつもバカな事ばかりしているせいか彼に日常的に接しているクラスメイトの中で彼の魅力に気付いている者は少ない。反面、年上や年下には密かに人気が有る。
損得勘定が働かない人間でその為によく貧乏くじを引かされたりもするのだが、物事を深く考え込まない性格のせいか本人は余り気にしていない。厄介な面倒事を持ち掛けられても何だかんだ文句を言いながらそれをこなしてしまうタイプである。
親友の葵塚博士が開発した『物質転送装置』のせいで、何故か顔見知りの女の子と精神が入れ替わってしまう事故に巻き込まれる。

藤美 美音 ふじみ みね

　CV：成瀬未亜
一年から優樹と同じクラスで、優樹と同じく貧乏くじを引かされ易いお人好しな性格をしているためクラス委員などを毎度毎度やらされる羽目になる。
同じくクラス委員を押し付けられている優樹と二人揃って雑用をさせられる事が多く、些細な事をきっかけに、暇があれば優樹の顔をボケラーと見ていたり、二人きりになると心臓が恐慌状態になり何か話し掛けられても咄嗟に訳の分からない受け答えをしてしまう程度の恋心を抱く──のだが当の優樹はちっともそれに気付いていない。

百合原 サユリ ゆりはら さゆり

　CV：民安ともえ
サバサバした性格で、男勝り。性根が明るく、些細な事など微塵も気にしない豪放磊落な人物に見られがちだが意外と繊細で脆い一面も持っている。
優樹や巌とはウマが合うが、博士とは犬猿の仲で会話の度に噛み付きあっている（といっても某海外アニメの猫と鼠のような、切っても切れない間柄）
その容姿と女王様的な性格から、クラスのごく一部の男子からは「踏まれたい」「蹴られたい」「酷い事を言われたい」「ああ、百合原様……」と崇め奉られているらしい。

葵塚 智代 あおいづか ともよ

　CV：大波こなみ
博士の従姉妹で超絶金持ち一族葵塚家の一員にして、一族を統括する葵塚コンツェルン総裁の一人娘。
将来葵塚コンツェルンを背負って立つ事が決まっている生まれながらの女帝。金髪縦ロールをぶるんぶるんと揺らしてオホホホホホホと笑う高飛車なお嬢様。
優樹の幼馴染であり、幼い頃は優樹の事を年下でありながら「泣き虫桜」と呼んで苛めていたのだが、それは小さな子供にありがちな『好きな子についつい意地悪をしてしまう』という愛情表現の一つであり、加えて『優樹が涙ぐんだりしている顔が大好き』という少し特殊な性癖の持ち主だった為である。

蓮花寺 真言 れんげじ まこと

　CV：桜川未央
誰からも「委員長」と呼ばれる天性の委員長属性の持ち主で、葵塚学園図書委員会委員長を務める。
ガチガチに真面目で勉強熱心な真言は、不真面目で騒ぎを起こしがちな優樹達を毎日のようにキーキー注意する。優樹と博士はそんな真言をからかい、そのせいで更に怒り心頭の真言を巌が何とかなだめるという図式がすっかり出来上がってしまっている。

葵塚 博士 あおいづか ひろし

　CV：青島刃
葵塚学園理事長の孫であり、優樹のクラスメイトであり、親友。
そして優樹の貞操を虎視眈々と狙っているガチホモ。優樹に部室でカルピスを御馳走しては「優樹君が僕の、僕の白濁液を飲んで……こくんこくん喉を鳴らして……ああっ！」と股間を膨らませ、ヨーグルトを食べさせては「そんなにドロドロしてるのを美味しそうに啜り上げて！　何て卑猥なんだ！」と悶え転がる変態。
……だと言うのにその変態ぶりと反比例した爽やかな雰囲気の外見をしていて、自他共に認める葵塚学園一の美形男子学生である。

椿谷 巌 つばきや いわお

　CV：植木亨
優樹と博士のクラスメイトで二人の親友。
「あの二人の手綱役」と、周囲から同情的な目で見られる事が多い。優樹にその糸目をからかわれ「寝てるか起きてるか分からなくて居眠りに便利だよなあ」などと言われるが、その度にムッとしながら「居眠りはしない」と返したりする真面目で堅物な男。
余分な脂肪が殆ど無い筋骨隆々の大男で、三年生が引退したため、葵塚学園柔道部部長を務め、将来を嘱望されている柔道家。