矢野「ん? どうした?」
美希「い、いえ……」
反射的に体がビクっと震えてしまったけれど、先生のすることには逆らえない。
あんな写真いっぱい撮られているし、私が種田達に何をされていたのか、
全部知られてしまっている。
もしそれを信高に知られたらと思うと、震えそうなほど怖かった。
矢野「ん〜? 少し震えてるな」
美希「あ……あの、緊張……してて……」
緊張感で唇が渇き、上手く言葉が出てこない。
矢野「悪いようにはせんから、俺の言う通りにしろ。いいな……?」
美希「で、でも……」
素直に全て受け入れてしまった方が簡単なんだろう。
けれど信高の顔が頭にチラついて、どうしても躊躇ってしまう。
矢野「この前も言ったが、お前だってもう大人なんだ……なあ、塚田」
美希「ぅ……」
先生の手が太腿の内側へと滑り込む。
種田達にも何度も触られてきたけど、それとは全く違った感触だった。
美希「んんっ……」
もっとザラザラとしていて、指もゴツゴツして太い。
手の平も大きくて、大人の手っていう感じがした。
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