クレイラ「ぐっ……こんな、大がかりな猿芝居、まったく……頭が下がる」
まったく無感情に、いや、思い切りさげすむように、クレイラ・ローズが声を漏らす。
今、クレイラはがっしりとした鋼鉄のフレームの中心で浮いていた。
そう、彼女は腕と身体を緊縛され、パラシュートで脱出したパイロットが木にひっかかるように吊り下げられていた。
それだけではない。体中には、電流を流すためのパッチがあちこちに取り付けられ、
リード線はすべて一台の機器につながれている。
暁生「俺自身も驚いているよ。これほどの仕掛けが講堂に設置されていること。
そして、その責め苦にふさわしい強靱なメスが手に入ったこと」
褐色の身体に汗を浮かべる女を見上げ、暁生はこの偉大なる異常装置に劣情をたぎらせていた。
クレイラ「猿だ。間違ったモノリスに触れて、火遊びで大喜びというところか」
クレイラ(にしても……ただでさえリスクのつきまとう学園占拠に、これほどの大がかりな設備を持ち込む余裕があるとは……)
M字に開脚した状態で縛り上げられたまま見下ろしてみれば、禍々しい機械仕掛けのディルドがそそり立っている。
クレイラ(拷問には耐性が出来ている……問題ない……)
例え身体を引き裂かれようと、彼女には死んでも口を割らない自信があった。
その自信は、彼女の身体から無言のままににじみだし、暁生の劣情を焚きつけていく。
暁生「気丈だな。だからこそ、ひれ伏せてみたい……」
クレイラ「アダルトビデオの見過ぎだ。君は今すぐトイレにこもって、その無駄に立派なペニスでセンズリをしてくるんだな」
暁生「それはさんざんやって来たよ。クレイラ。壊すつもりはないけれど、君が仮に壊れても……俺はかまわないと思っている」
暁生は操作パネルの昇降ボタンを指腹でなぞると、ゆっくりと押下する。
とたん、彼女をつり上げているウインチがうなりを上げて、身体をゆっくりと降下させていく。
クレイラ「ぐっ! うっく……うううぅ……」
股布はすでにずらされ、剥き出しになった膣穴に、ディルドの先端が当たると、
乾いた肉チューブにペニスがすっぽりと入り込む。
暁生「さぁ、ショーの始まりだ!」