『暗示香』は、香を嗅がせた女に自在に幻覚・幻聴を見せる。
公孝は別人に成りすまし、イヴの寝室に潜り込む。それをイヴは淫らな『夢』と思い込み……。
腰の、身体の奥底から、何かが沸き起こる。
ゾワゾワと、寒気にも似た感覚。痺れのような、痒みのような、強い刺激で物足りなさを覆い尽くして欲しくなるような。
イヴ(おかしいわ、おかしい……ありえないのに、こんなことありえないのに……)
男「正直に言えよ。これは夢なんだろ? 夢の中だから、お前の欲望が素で出てるんだよ……
知らない男に犯されて、おま○こ濡らしたがってる淫乱だって、言ってみな!」
イヴ「そんなっ、はぁ、はぁあっ、違うわ、うそよ……望んでない、知らない人なんていゃぁ……ゃ、あ、んやあぁっ!
きっ、公孝っ……助けて、たすけてぇっ……」
言葉にならない息が漏れ出すたびに、男の動きは早まっていく。
身も心も犯され、穢されても、それでも理性を保とうと、私は必死に堪えていた。
イヴ(愛し合うのは、公孝とだけなのに……こんな夢ひどすぎるわ……公孝、きみたか、公孝っ……)
男の妄想を打ち消そうとしても、疼きが突き抜け、頭の中がバラバラになりそうになる。
イヴ「はぁ、はぁあっ……公孝、公孝……あ、あぁあっ! 公孝っ……」
かたく膨れたものを抜き差しをしながら、その反動で雁首や陰茎の根元で粘膜をえぐり、
ヒダを引っ掛けては、私を篭絡しようとしていた。
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