ストーリー
「ぐはっ!! ぐっ。あっ……ぐっ。な……んだ……」 胸に鋭いものが突き通り、俺の身体はゆっくりと倒れ天を仰いだ。 身を刺し貫いたそれは恐ろしく硬く、そして熱い……。 だが、どこか懐かしさと、悲哀を覚える感触。 身体の中心にある触手の源を貫かれ、 久しく目にすることのなかった血が溢れ出す。 ―胸には、一振りの剣が生えている。 それは、見覚えのある忌々しき剣。 「がはっ……れ、レヴィナ……き、貴様……っ!」 業物を俺に突き立てた女は、俺を見下ろしていた。 彼女の名は、「レヴィナ」……。 宿敵であった女戦士「レヴィナ」を陥落させ、 その想いを果たしたと思われたアデルに訪れた突然の死。 アデルは己の死を乗り越え、再び彼女をその手に掴むことが出来るのか!?